インビザラインが芸能人やスポーツ選手に人気の理由
内面はもちろん、外見も注目されることの多い有名人の方々の歯列矯正として、インビザラインが人気ですね。
SNSの普及に伴い、芸能人の方やスポーツ選手などが「インビザラインで矯正治療を始めた」「インビザラインで歯並びが綺麗になった」と投稿し、それを私たちが目にする機会も多くなりました。
なぜこれほどまでに、有名人の方々にインビザラインが支持されるようになったのでしょうか。
このコラムでは、芸能人やスポーツ選手がしているインビザライン矯正について解説します。
このコラムを読むことで、芸能人やスポーツ選手にインビザラインが選ばれている理由を理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな疑問を解決!
- インビザラインの特徴は?
- 芸能人がインビザラインを選択する理由
- スポーツ選手がインビザラインを選択する理由
目次
芸能人がインビザラインを選ぶ理由
人前に出ることが多くなると、ちょっとした歯並びのズレも気になったりしますね。
見た目が何かと話題になることや、写真や映像を撮影されることの多い芸能人ならば、なおさらでしょう。
では、芸能人が歯列矯正を考えた時、なぜインビザラインを選ぶのかをみていきましょう。
目立たない
インビザラインは、アライナーと呼ばれる透明のマウスピースを自分自身で装着することで矯正治療を進めていきます。
厚みは0.5㎜と非常に薄く、装着した状態では近くから見ても、ほとんどわからないくらい目立ちません。この目立たないという点は、常日頃から注目されることの多い芸能人の方々にとって、大きなメリットとなりますね。
また、芸能人でなくても、接客業の方や見た目の印象を気にされる方にも、大きな利点となります。
自分自身で取り外すことができる
どんなに目立たないマウスピースでも、お顔のアップを撮影する際など、どうしても矯正装置を外したい時があります。また、新しいマウスピースに交換したばかりで、まだ慣れない時期は発音がしにくい時もあります。
仕事の都合などで、どうしても矯正装置(マウスピース)を外したい時には、自分自身で取り外すことができるというのが、インビザラインの便利な点です。
シンガーソングライターの藤井風さんは、大事なパフォーマンスの時には取り外せることが出来るようにという理由もあり、インビザラインでの矯正治療を選択されたそうですね。
しかし、第72回NHK紅白歌合戦に出場された際、緊張のあまりマウスピースを外し忘れて、装着したままステージに立ったのだとか・・・。
それでも、周囲の人に気が付かれなかったそうです。
それはそうと、芸能人でなくても、大事な写真撮影や面接など、重要なシーンの時に自分自身で取り外しが出来るというのは安心感があります。
外した際には、専用のケースに入れるなど、紛失には十分に気を付けるようにしましょう。
制限が少ない
歯列矯正といえば、ワイヤーやブラケットに詰まりやすいガムやソフトキャンディ、引っかかりやすい繊維質の野菜などを、食べることが出来ない印象があるかと思います。
インビザラインの場合、食事の際はマウスピースを外すので、基本的には食べ物の制限がありません。
※歯を動かしている最中は、極端に硬い食べ物は痛みが出やすいため控えた方が無難です。
また、歯磨きの際にも矯正用の特別な清掃器具は必要なく、いつも通りのお掃除を行うことができます。もちろん、デンタルフロスも使うことができます。そのため、矯正治療特有の歯磨きに時間がかかってしまうということがありません。
これらのことから、う蝕(齲蝕)や歯周病のリスクを低く抑えることができます。ただし、食後にマウスピースを再装着する前には、しっかりとお口の中をきれいにする必要がありますので注意しましょう。
このように矯正時の制限が少ないことにより、食事の制限がなく、う蝕や歯周病のリスクが低い点も、インビザラインが選ばれる理由になっているのでしょう。
痛みが少ない
インビザラインは、痛みが少ない矯正治療とも言われています。
インビザライン矯正では、10日前後でマウスピースを交換していきます。つまり、一度に歯にかかる矯正力が小さく、そのために痛みを感じにくいのです。
もちろん、新しいマウスピースに交換した直後は痛みを感じる方もいらっしゃいますが、多くの人は「圧迫されるような違和感程度」と感じられているようです。
また、矯正中の痛みの原因として挙げられるのが「装置が頬や歯肉に当たる」ことによる痛みです。特にワイヤー矯正の場合は、ブラケットやワイヤーを歯の表面、もしくは裏面に付けるため、それらがお口の中の頬や舌の粘膜に当たることで傷ができることが多くあります。
しかし、インビザラインの場合は、金属製の金具やワイヤーを一切使用しないため、お口の中に傷ができることがありません。また、インビザラインのマウスピースは、歯肉を覆うことがないため、歯肉と擦れて痛みが出ることもありません。
インビザラインのマウスピースは専用の工場で一括製造され、その断端もなだらかな曲面で出来ているので、歯を動かす際の痛みは多少出る可能性がありますが、装置による痛みはほぼないと言えます。
通院回数が少ない・チェアタイムが短い
インビザラインの通院頻度は、マウスピースに慣れるまでは1か月に1度程度ですが、慣れてくれば2か月に1度が目安になります。ワイヤー矯正が1か月に1度であることを考えると、約半分の通院で済むことになります。
これは忙しい方、時間の確保が難しい方にはとても重要ですね。
また、ワイヤー矯正の場合は、通院のたびに歯がどれくらい動いたかなどを確認し、それに合わせて手作業でワイヤーを調整し、装着し直していくので、どうしても1回の治療にかかる時間が長くかかります。
それに対し、インビザラインの場合は、治療計画通りに歯が移動しているかの確認や、装置の着脱に不具合がないか、装着時間の確認などが主になります。そのため一回の診療にかかる時間は、ワイヤー矯正と比較すると非常に短くなります。
診療にかかる時間が短いことも、インビザラインの大きな長所ということが出来るでしょう。
期間や仕上がりなどが事前に確認できる
インビザラインでは、治療を開始する前に、専用のソフトを用いて3Dでのシミュレーションを行います。これによって、治療前と治療後の歯並びを正面や左右から見くらべることが出来ます。
歯並びによって、横顔のシルエットや唇の形も異なって見えてきますので、どのように顔貌が変化するのかを事前に確認することが出来るのは、芸能人の方々にとっては非常に大切ですね。
また、抜歯やIPR(歯と歯の間をほんの少し削ること)の必要性の有無や、治療にかかる期間などもかなり正確に算出していくことが出来ます。それだけではなく、このシミュレーションを用いて立てられた治療計画を、担当医が患者さんに説明して、患者さんの希望を汲み取って治療計画を修正していくことも出来るのです。
「抜歯をしない場合はどのような歯並びになるのか」「上下の歯の正中(真ん中)のラインをもっときっちり合わせたいのだが、その場合はマウスピースを何枚追加していく必要があるか」など、「思っていたイメージと違う」仕上がりになることを防ぐとともに、具体的な患者さんの要望を治療計画に反映していくことが可能なのです。
このシステムによって、治療に対する安心感やモチベーションの向上に繋がります。
このように、芸能人ならではの利便性や気になる点などをしっかりとフォローしていくことができるため、インビザラインは芸能人の方々に選ばれているのでしょう。
そして、それらは芸能人でなくても非常に便利なシステムであるということができます。
クリンチェックとは?インビザライン矯正前と最中におけるシミュレーションの役割
スポーツ選手がインビザラインを選ぶ理由
では、スポーツ選手がインビザラインを選ぶ理由はなぜなのでしょうか。
従来はプロスポーツ選手でなくても、部活動や社会人チームなど日常的にスポーツを行う人々にとって、矯正治療を行うことは非常に困難でした。
ワイヤー矯正の場合、歯の表面もしくは裏側にブラケットやワイヤーといった金属製の矯正装置を装着します。
それらは自分で着脱することが出来ないので、スポーツ中に激しく動いたり、人や物に接触したりすることによって、唇や頬内面が矯正装置に当たって傷ついてしまうことが多いのです。その点、インビザラインの場合は、金属製の装置を用いることがないので、お口の中が傷つく心配がかなり軽減されます。
また、マウスピースの上からスポーツ用のマウスガードをつけることもできるので、よりいっそう安心です。
力を発揮するには、咬み合わせは非常に重要です。しっかりと咬みしめることによって、パフォーマンスの向上にも繋がります。そのような点からも、スポーツ選手で矯正治療を希望される方は多く、また、競技に支障をきたさないという面で、インビザラインが多くの人に選ばれていることが推察されます。
【まとめ】インビザラインが芸能人やスポーツ選手に人気の理由
インビザラインが芸能人やスポーツ選手に人気の理由について解説しました。
このコラムでは、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。
インビザラインが芸能人やスポーツ選手に人気の理由として、
ここがポイント!
- マウスピースが目立ちにくく、自分自身で着脱が可能
- 食事制限が少なく、また、口腔内清掃もしやすい
- 痛みやストレスが少ない
- 通院頻度が少なく、チェアタイムが短い
- 治療計画や仕上がりが事前に確認できる
- 矯正装置で口腔内を傷つけることが少ない
- マウスピースの上から、スポーツ用マウスピースを装着することが可能
といったことが、ポイントとして挙げられました。
芸能人やスポーツ選手といった有名人の方々は、自分をプロデュースすることが多く求められます。それと同時に、今ある仕事に支障をきたしてはいけないという制約も大きいのでしょう。
そのような状況に適しているのが、インビザラインシステムであったために、多くの芸能人の方々やスポーツ選手にインビザラインは支持されているのでしょう。
歯並びを治したいけれども、今の生活リズムを出来るだけ変えたくない。周りの人に、出来るだけ気が付かれずに矯正治療を行いたい。そう考えている方は、インビザラインでの矯正治療を検討してみてはいかがでしょうか。
東京歯並び矯正歯科には、多くの芸能人や女優さんからスポーツ選手まで様々な方が、インビザライン矯正に興味を持たれ、相談にいらしております。また当院は土日祝日も診療を行なっているため、忙しい芸能人やスポーツ選手だけでなく、人前に出ることの多い職業の方にも通いやすい環境を整えております。