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インビザラインの交換日数と交換のタイミングと頻度

インビザラインの交換日数と交換のタイミングと頻度

インビザラインといえば、審美性に優れたマウスピース型矯正装置として有名ですね。
しかし、インビザラインでは、さまざまな自己管理が必要になってきます。その中の1つとして挙げられるのが、アライナーと呼ばれるマウスピースの交換です。
このマウスピースの交換のタイミング、どのように決めるのか疑問に思ったことはありませんか?
このコラムでは、インビザラインのマウスピースを交換する日数やタイミングを解説します。
このコラムを読むことで、インビザラインにおけるマウスピースの交換時期や頻度について理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。

こんな疑問を解決!

  • どのくらいの頻度で交換するの?
  • 交換日数やタイミングは決まっているの?
  • 交換は朝・夜どちらがいい?
  • 早く交換すれば、治療期間が短くなる?
  • 1日早く交換しても良い?
  • 交換のタイミングが遅くなることはある?その原因は?

マウスピース交換日数を決める3大要素とは

マウスピースの交換日数の平均は、10日~2週間です。
インビザラインでは、1枚のマウスピースで歯を約0.25㎜移動することが出来ます。
歯や骨などの歯周組織に負担をかけない範囲で歯を動かすには、1か月に1㎜程度の移動が良いでしょう。そこから算出すると、1週間おきの交換も可能ということができます。
では、どのように交換日数を決定していくのか、何が要因となるのかをみていきましょう。

歯列不正の状態

矯正における歯の移動方法は、大きく分けて「傾斜移動」と「歯体移動」の2種類に分類され、この2つを組み合わせて全体的な歯並びを整えていきます。
「傾斜移動」は、歯の生えている角度を変える方法で、前方に突出している出っ歯の角度を変えて、内側に倒して引っ込める動きなどが該当します。歯根の位置はほとんど変わらないため、比較的早くに移動しやすいといえます。
それに対して「歯体移動」とは、歯の生えている位置を動かす、つまり歯全体を平行に移動していく方法です。歯体移動の場合は、骨吸収と骨生成を繰り返して移動させるため、時間がかかります。
つまり、症例によってどれだけの距離をどのように動かしていくかによって、必要となる時間が異なり、それによってマウスピースの交換日数も大きく変わってくるのです。
歯列不正が顕著である場合は、移動距離も増えてきます。軽度もしくは、部分的な歯列不正であれば、歯の移動もそれにかかる時間も少なくなります。
歯列不正の程度によるマウスピース交換日数は、インビザライン独自のソフトによるシミュレーションで算出されますので、それを参考にしていきます。

年齢

矯正における歯の移動のメカニズムは、歯槽骨の代謝によって行われています。
つまり、歯槽骨が吸収と再生を繰り返すことによって、歯根が骨の中を移動していくことが出来るのです。この歯槽骨の吸収と再生のサイクルを、リモデリングといいます。
リモデリングは、代謝が良い、若い世代では活発に行われ、年齢とともに低下していく傾向にあります。そのため年齢を重ねることで、マウスピースの交換日数も長くなる傾向にあるということができるのです。

装着時間

インビザラインでは、マウスピースの装着時間は1日20~22時間以上としています。歯に矯正力がかかるのはマウスピースを装着している間だけなので、装着時間が長ければ長いほど歯が早く動き、それによって交換日数は短くなります。
反対に1日の装着時間が短いと歯が動きにくく、交換日数も長くかかることになります。
交換日数が短くなれば、全体の治療期間も短くなりますので、短期間での矯正治療をお望みの場合は、マウスピースを出来るかぎり長く装着するよう心掛けましょう。
また、旅行やイベント事などで一時的に装着時間が短くなる場合は、事前に担当医と相談のうえ、その期間だけ交換日数を長くするなどの対処をしていくと良いでしょう。

マウスピース交換のタイミング

まだ治療を開始した直後は、代謝のスピードの見極めやマウスピースを用いた生活サイクルが安定していません。最初のうちは交換回数を平均値に設定して、歯列不正の程度や歯の動きやすさ(代謝のスピード)、1日の中での装着時間を含めたライフサイクルなどをみていきながら、交換日数を担当医が決定していきます。
矯正が終わりに近づいてくると、歯を大きく動かすことが少なくなり、それによって交換日数が短くなることもあります。また、新しいマウスピースに交換するのは、朝でも夜でも構いません。
余裕がある時間帯など、自分の生活サイクルの中で、いつ交換するのかを決めておくと習慣化しやすいのでおすすめです。

マウスピース交換の注意点

マウスピースの交換には、注意しなければいけない点があります。

順番通りにマウスピースを交換する

マウスピースは、治療開始から終了まで、全て装着の順番が決まっています。間違った順番のマウスピースを装着しようとしても、入らないことが多いです。
新しいマウスピースを装着する際には、必ず順番を確認するようにしましょう。また、装着時間が短いなどの理由で、歯が予定の場所まで移動しなかった、後戻りしてしまったといった場合でも、マウスピースが入らないことがあります。その際は、1つ前のマウスピースを装着しておき、出来るだけ早めに担当医に相談しましょう。
使い終わったマウスピースは、念のため保管しておくことをおすすめします。

自己判断で交換日数を変更しない

マウスピースの交換日数は、担当医が総合的に判断して決定します。自己判断で早めに交換してはいけません。
適正以上の矯正力がかかってしまうと、歯根や歯周組織に負担がかかり、歯根が短くなってしまう、歯肉が下がってしまうことなどが考えられます。

マウスピースに尖った部分などがある場合

インビザラインのマウスピースは、アメリカのアライン・テクノロジー社にて製作されます。
全体的に丸みを帯びた形状なので、当たって痛いことはほとんどないのですが、まれに尖った部分が残っていることなども考えられます。その場合は、歯科医院に連絡して調整してもらうようにしましょう。
自分の判断で調整するのは、変形の恐れがあるため止めましょう。

新しいマウスピースを装着後、痛みが強く出てしまったら

マウスピースの交換後は、どうしても痛みが出やすくなります。それでも2~3日目をピークに、徐々に和らいでくることが多いでしょう。
いつもの交換時よりも痛みが強い、痛くて装着出来ないなどといった場合には、担当医に相談するようにしましょう。

マウスピースの交換日数を早めるには

マウスピースの交換日数が早くなれば、矯正治療の期間は短くなります。
マウスピースの交換日数を早くするためにできることを紹介いたします。

装着時間を長くする

歯が移動するのは、マウスピースを装着している時のみです。
食事と歯磨きの時間以外は、なるべく長く装着することで、歯が動く時間を長く確保することができ、それによって交換日数を短くすることができます。

アライナーチューイを使用する

アライナーチューイとは、マウスピースを自分の歯列にぴったり装着するために用いる、シリコン製のロール状の道具のことです。
マウスピースは、自分の歯列にぴったりはまるように作られているのではなく、理想的な歯並びに歯を誘導するよう、ほんの少しのズレがあります。そのズレを解消すべく、歯が移動していくのです。
特に新しいマウスピースに交換直後は、マウスピースがはまりにくく、浮き上がりやすくなります。そこでマウスピースを装着したら、このアライナーチューイを咬むことで、マウスピースがしっかり奥まではまるようになります。また、1日20~30分ほど、アライナーチューイをガムのように咬むことによって、歯が移動しやすくなります。

指示を守る

インビザラインによって、歯が1か月間で動く量は最大1㎜程度です。
目で見て動いているのがわかるわけではないので、不安になることもあるかと思います。しかし、シミュレーション通りに治療を進めていくためにも、指示をしっかり守るようにしましょう。
装着時間はいくら長くても構わないのですが、自己判断で交換日数を早めてはいけません。結果として、歯や歯周組織に負担がかかりすぎてしまい、治療計画を変更せざるをえなくなることも考えられます。
また、来院時に1日の装着時間などを聞かれた際には、正確に答えることも大切です。ご家庭での状況とお口の中の変化を総合して、歯の動きの予測を立てていきますので、間違った情報は治療が円滑に進行する妨げとなってしまうことを認識しておきましょう。

治療を遅らせる要因とは

インビザラインで治療を遅らせる要因として、自己管理不足によるものが多くなっています。

マウスピースの装着時間不足

マウスピースの装着時間が短いと、歯の移動が進まないだけでなく、後戻りを起こしてしまう可能性があります。後戻りによってマウスピースがはまらなくなってしまうと、治療計画の立て直しが必要となってきてしまい、その場合はマウスピースも全て作り変える必要がでてきます。
装着時間は必ず守るように心掛け、さらに出来るだけ長く装着できるようにしていきましょう。

マウスピースの紛失・破損

マウスピースに予備はありません。
マウスピースを紛失・破損してしまった場合は、再製作が必要となります。再製作には時間がかかるため、1つ前のマウスピースを装着して、後戻りを防ぐ必要があります。その間は、治療が中断してしまうことになります。
紛失を防ぐために外出の際は必ず専用のケースを持参するようにして、外す場合はケースに入れる習慣をつけていきましょう。また、旅行などの際には、予備として1つ前のマウスピースを持っていくことも大切です。
破損を防ぐためにも食事の際には、必ずマウスピースを外しましょう。
マウスピースを装着したまま口にして良いものは、常温もしくは冷たい水のみです。熱い飲み物は、マウスピースの変形の恐れがあるので注意しましょう。

口腔内清掃不足

マウスピースを装着したまま飲食をしてはいけないのは、マウスピースの破損および変色を防ぐためと、口腔内を清潔に保ち、虫歯や歯周病を予防するためです。
食事の際にマウスピースを外したら、再装着する前に必ず口腔内を清掃しましょう。
インビザライン矯正中に虫歯になってしまうと、たとえ小さな虫歯の治療であったとしても、矯正治療は中断することになります。大きな虫歯になると、マウスピースの作り直しが必要になってきてしまい、大きな時間のロスに繋がります。
口腔内の清掃は、徹底するよう心掛けましょう。

 【まとめ】インビザラインの交換日数と交換のタイミングと頻度

インビザラインの交換日数と交換のタイミングについて解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。

ここがポイント!

  • インビザラインのマウスピース交換日数を決める要素とは、歯列不正の状態・年齢・マウスピースの装着時間である
  • マウスピースの交換のタイミングは、歯列不正の程度に加えて、治療開始後の代謝のスピードや、ライフサイクルにおけるマウスピースの装着時間などを考慮し、最終的に担当医がその人に合った交換日数を決定していく
  • 交換時に注意すべきことは、順番通りにマウスピースを交換すること、マウスピースに不具合があるなど、いつもと違うことがあればすぐに歯科医院に連絡する
  • 使い終わったマウスピースは予備として保管しておくと良い
  • マウスピースの交換日数を早めるには、装着時間を出来るだけ長くする、アライナーチューイを使用する、担当医の指示を守ることが大切
  • 自己判断でマウスピースの交換日数を早めない
  • 治療を遅らせる要因としては、マウスピースの装着時間不足、紛失や破損、虫歯や歯周病による治療の中断などが考えられる

インビザラインは矯正中の審美性も高く、自分で着脱出来るため、食事や歯磨きなどのライフサイクルに影響を与えにくい矯正システムです。
その分、自己管理の徹底が必要とされますが、自ら努力することによって、治療をスムーズに進めることも出来るのです。
インビザラインのマウスピースを交換する時期やタイミングについて、ご不明な点がありましたら、担当医にご相談ください。丁寧に対応させていただきます。

運営医院情報

写真 写真
医院名 東京歯並び矯正歯科
院長 白石 文
所在地 〒107-0062 東京都港区南青山2丁目27−22 青山安田ビル
TEL 03-3475-8536
アクセス

・東京メトロ銀座線「外苑前駅」1a出口より徒歩2分

・東京メトロ銀座線、半蔵門線、千代田線「表参道駅」A4出口より徒歩7分

・東京メトロ銀座線、半蔵門線、都営大江戸線「青山一丁目駅」3番出口より徒歩8分

詳しいアクセス方法はこちら

診療科目 歯科・矯正歯科
主な診療内容 マウスピース矯正セラミック治療ガミースマイル治療ホワイトニングなど
治療費について 当院の治療は全て保険適用外の自由診療です。
休診日 不定休
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