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矯正前に親知らずの抜歯は必要?歯並びと親知らずの関係も解説

矯正前に親知らずの抜歯は必要?歯並びと親知らずの関係も解説

親知らずは第三大臼歯ともいわれ、日本人の場合、顎が小さいため横向きに生えてきたり、そもそも埋まっている状態で生えてこなかったりします。
そして、矯正治療をするうえで親知らずの存在は敵にも味方にもなります。
それでは、矯正前に親知らずの抜歯は必要なのでしょうか。

この記事では、矯正治療において親知らずを抜くタイミングや歯並びとの関係などを解説します。
この記事を読むことで、親知らずのリスクや歯並びとの関係、矯正治療で親知らずを抜く際の注意点などを理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。

こんな疑問を解決!

  • 親知らずがあることで生じうるトラブル
  • 親知らずが歯並びにおよぼす影響
  • 矯正治療で親知らずを抜くタイミング
  • 矯正治療で親知らずを抜く場合に注意すること
  • 親知らずを抜かずに矯正した場合のリスク

そもそも親知らずとは?

親知らずは、臼歯の中で一番後ろにある歯のことを指します。上下左右で一般的には4本存在しますが、遺伝的な要素等により本数が少ない人もいます。
日本人は元々顎が小さいため、親知らずが歯列上に綺麗に並ぶ人は少ないとされています。
親知らずの歯胚(歯の卵)はだいたい6歳から12歳くらいから作られ、20歳前後で萌出してきます。「親が知らないうちに生えてくる」というのが親知らずの語源とされています。
一般的に、しっかりと噛み合わさってなければ抜く対象となることが多いです。
親知らずがトラブルを起こすこととしては、主に3つあります。
1つは親知らず自体が虫歯になってしまい、痛みを伴うことです。
親知らずは一番後ろの臼歯で磨きにくく、また横に生えたり、斜めに生えたりするので虫歯になりやすいです。一番後ろに生えてくる歯のため、自分の目で発見することが難しく、重症化して痛みが出た時に気づくこともあります。
2つ目は親知らずの周りにプラーク(細菌の塊)が付着してしまい、歯周組織が炎症を起こしてしまうことです。
親知らずが虫歯にならなかったとしても親知らず周囲のプラークが原因となり、痛みが出てしまうことがあります。
そして3つ目が歯並びに影響することです。

親知らずと歯並びの関係

科学的に親知らずが歯並びに対して影響を及ぼすということは証明されていませんが、親知らずは歯列の一番後ろから前に突き出すように生えてくるので、第二大臼歯を押すことによって歯並びに影響が出る可能性があります。
また、親知らずがしっかりと生えている場合を除いて、親知らずが矯正治療の対象となることはありません。

矯正治療で親知らずを抜く必要がある場合にいつ抜くか

矯正治療を進めるにあたって、親知らずが邪魔になる場合は抜く必要があります。
具体的には、親知らずと第二大臼歯と重なっていて圧迫している場合、上下の親知らずがしっかりと咬み合っていない場合、臼歯の後方移動が必要な場合、後戻りに影響が出る場合、虫歯や歯周病で保存が難しい場合などには親知らずを抜くことが必要となります。
矯正治療を考えた際に親知らずを抜く場合、一般的には矯正治療の前に抜きます。ただし矯正治療を進めていった結果、親知らずが抜きやすくなる場合は、必ずしも矯正治療前に抜くとは限りません。

矯正治療を考えた時に親知らずを抜く際の注意事項

矯正歯科専門の医院で矯正治療を受ける場合は、親知らずを抜くという治療は他の歯科医院を紹介されることが多いです。
なぜならば、矯正歯科専門の先生は親知らずを抜くことに関しては専門外だからです。紹介された場合は、紹介状を渡されることもあるので、渡された場合は必ず紹介状を持って、紹介先の医院または病院に行きます。主な紹介先は、歯科口腔外科を標榜している歯科医院や中核病院です。
抜く際は、親知らず自体に病名をつけることができれば健康保険の対象となりますが、矯正治療のための便宜的に抜くとなると健康保険の対象外となるので、事前に健康保険の適応か確認することをお勧めします。
下顎の親知らずを抜く際は、下顎管(下顎骨に存在する神経と血管の束)に注意が必要です。
下顎の親知らずの根尖は解剖学的に下顎管に近接しており、仮に抜く際に下顎管を傷つけてしまうと、神経麻痺や大量出血が起こる可能性があります。
レントゲン写真で根尖(根の先)が下顎管に近接している場合は、口腔外科を標榜している歯科医院または中核病院で、かつ下顎管との距離を3次元的に把握できるCBCT(コンビームCT)を完備している施設で抜くことをお勧めします。
上顎の親知らずは、根尖が上顎洞(副鼻腔の一つで蓄膿症の原因となる空隙)に近接しているため、抜くと同時に上顎洞に穴が開いてしまうことがあります。これはどんなに気をつけていても、ある一定の割合で偶発症として起こってしまいます。穴が小さければ自然閉鎖しますが、穴が大きい場合は穴を閉鎖する処置が必要になります。

親知らずを抜かないで矯正をした際のリスク

親知らずを抜かないで矯正治療を行った際のリスクとして、まず矯正治療後の後戻りが考えられます。全ての症例に当てはまるわけではありませんが、仮に親知らずが横向きに生えていたとすると、第二大臼歯を押す可能性があります。これにより、歯列全体に力がかかり、後戻りが起きる可能性があります。
また、親知らずが存在することによって臼歯部の後方移動が矯正的に難しくなります。臼歯部の後方移動をする際には最後方臼歯のさらに後ろに骨がないと移動できません。親知らずが横向きや斜めに生えている場合は、もちろん後方移動はできませんし、例え親知らずがしっかりと生えていたとしても後方に骨がある可能性は少ないです。
親知らずを抜かないとどうしても後方移動できない症例で、親知らずを抜きたいくない場合は、違う矯正の移動手段を考える必要があります。

【まとめ】矯正前に親知らずの抜歯は必要?歯並びと親知らずの関係も解説

親知らずと歯並びの関係や矯正治療で親知らずを抜くタイミングなどを解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。

ここがポイント!

  • 親知らずは臼歯の一番後ろにある第三大臼歯のことで、虫歯になりやすく、歯周組織が炎症を起こすことも多い
  • 科学的に親知らずが歯並びに影響をおよぼすことは証明されていないが、第二大臼歯を後ろから押すことで歯並びに影響する可能性がある
  • 矯正治療で親知らずを抜く場合は、一般的に治療前に抜く
  • 矯正歯科医院では、親知らずの抜歯に対応していないことが多い
  • 下顎の親知らずの抜歯は、下顎管を傷つけないように注意が必要
  • 上顎の親知らずを抜くと、上顎洞に穴が開くことがある
  • 親知らずを抜かずに矯正治療をすると後戻りすることがあり、また、臼歯部の後方移動が難しくなる

矯正治療では、親知らずが歯の移動を阻害するおそれがある場合や、親知らずが重度の虫歯や歯周病に罹患している場合などで抜歯を検討することがあります。逆に、親知らずがしっかりと噛み合いきちんと機能している場合は、抜かずに保存することを考えます。
抜歯を希望しない場合は、親知らずを残した際のリスクを十分理解したうえで矯正治療を進めると良いでしょう。

東京歯並び矯正歯科では、自由診療にはなりますが親知らずの抜歯にも対応しております。矯正治療前の親知らずの抜歯について、疑問やご不安などありましたら、まずは診察にてご相談ください。
女性歯科医師が丁寧に対応させていただきます。

運営医院情報

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医院名 東京歯並び矯正歯科
院長 白石 文
所在地 〒107-0062 東京都港区南青山2丁目27−22 青山安田ビル
TEL 03-3475-8536
アクセス

・東京メトロ銀座線「外苑前駅」1a出口より徒歩2分

・東京メトロ銀座線、半蔵門線、千代田線「表参道駅」A4出口より徒歩7分

・東京メトロ銀座線、半蔵門線、都営大江戸線「青山一丁目駅」3番出口より徒歩8分

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診療科目 歯科・矯正歯科
主な診療内容 マウスピース矯正セラミック治療ガミースマイル治療ホワイトニングなど
治療費について 当院の治療は全て保険適用外の自由診療です。
休診日 不定休
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