リップアートメイクとは
リップアートメイクのアートメイクとは、簡単に消えないメイクを肌に施す技術のことです。したがってリップアートメイクは、唇に施す消えないメイクを意味します。
通常のメイクは、汗や水に濡れると色落ちすることがありますが、アートメイクは肌の下に色素を注入しますので、肌が濡れたとしても色落ちすることがありません。またノーメイクでもメイクをしている状態と同じ状態を保つことができます。この効果は、数年間持続します。また、同時に唇の形や厚さを自分の好みに合わせてデザインし、調整することも可能です。
ただし、この施術は別名メディカルアートメイクとも呼ばれる医療行為です。したがって医療専門職の資格を持つものでなければ行うことができません。
リップアートメイクはこんな方におすすめ
- 忙しくてメイクに時間をかけることができない方
- リップラインを引くのが苦手で負担に感じている方
- 唇の血色が薄い方
- できる限り手軽に顔の印象を明るくしたい方
- 自分に合う唇の色や形がわからない方
リップアートメイクのメリット
リップアートメイクの施術を受けることで、長期間に渡りくすみのない個々に馴染んだ自然な発色の唇を手に入れます。
メイクをする時間を短縮することができる
リップアートメイクを行うと、ノーメイクでも理想のリップができています。そのためリップのメイクに時間をかける必要がなくなりますので、全体的にメイクの時間を短縮することが可能になります。
メイクが落ちる心配をする必要がなくなる
リップアートメイクでは、肌の下に色素が注入されていますので、肌の上から擦っても色が落ちることがありません。したがって、温泉やプールなどで水に濡れてもメイクが落ちる心配をする必要がなくなります。また、もちろんマスクをしてもメイクが落ちることがありません。
理想のリップを手に入れることができる
リップアートメイクは、多彩なカラーバリエーションと自由度の高いデザインを駆使して施術をします。したがって、施術を受ける方に合わせた色や形を選択でき、理想とする唇を手に入れることが可能になります。
顔全体の印象をよくすることができる
リップアートメイクは、唇を中心に施術しますが、実際は唇だけをデザインするのでなく、顔全体のバランスも考えてデザインをします。その結果、顔全体の印象をよくすることができます。
リップアートメイクのデメリット
リップアートメイクには、注意しておきたいデメリットもあります。
施術後は簡単に色を修正することができない
色落ちしないというリップアートメイクのメリットは、逆に簡単に色を消したり、変えたりすることができないデメリットにもなります。もちろん、メイクを加えることで微修正は可能ですが、これではメイクをしなくても済むというメリットが活かされません。
施術後は簡単に唇の形を修正することができない
同様に唇の形も簡単に修正をすることができません。施術が終わったものの、望み通りの唇の形と違う場合、追加で施術をするか、効果が薄れる数年間を待つ必要があります。
アートメイクの施術中は他の美容治療を受けることができない
施術は、顔全体のバランスを考えて行っています。したがって施術完了前に、別の美容治療を顔に行うと全体のバランスが崩れてしまう可能性があります。したがって、施術を受けている時期は他の美容治療を避ける必要があります。
特定の医療検査を受けることができなくなることがある
リップアートメイクで用いる色素には、微量ですが金属類が含まれていることがあります。色素そのものは体に害のないものですが、検査機関によっては金属に反応するMRI検査を断られることがあります。
リップアートメイクの流れ
当院のリップアートメイクは下記の流れで行っていきます。
01
色やデザインを検討する
施術に関する説明をお聞きいただいたのち、施術を受ける方に合った色やデザインを入念に検討します。また問診をして施術を受けることに医学的な問題がないかも確認します。
02
局所への麻酔を行う
施術を行う前に唇への麻酔を行います。クリーム状の麻酔薬を施術箇所に塗ると、20分ほどで効果が現れます。さらに当院では口腔内麻酔を施し無痛状態で施術をいたします。
03
施術前の開始
麻酔がかかったことを確認してから、色素の注入を開始します。施術中は、施術を受けている方も進行状況を確認していただくことができます。通常2時間程度かかります。
04
クーリングを行う
唇周囲は腫れやすい場所ですので、施術後はしっかりとクーリングを行います。この間、帰宅後のアドバイスなどを行います。仕上がりを確認して帰宅になります。
05
2回目以降の施術
1回の施術では色素の定着がうまくいかないことが多いため、通常は約1か月程度経過をみて、2回目の施術を行います。ただし2回目以降は1〜2時間程度で完了します。
リップアートメイクの料金・費用
メニュー名 | 本数・回数・内容 | 価格 |
---|---|---|
リップライン | 1回 | 96,800円 |
2回目以降(3週間~2か月以内) | 85,800円 | |
フルリップ | 1回 | 107,800円 |
2回目以降(3週間~2か月以内) | 96,800円 |
リップアートメイクのよくある質問
リップアートメイクは痛いですか?
唇は人間の体の中で最も敏感な部位のひとつです。その唇への施術ですので、他の部位に比べても痛みは感じます。そのため当院では、通常の表面麻酔の他に口腔内麻酔を用いることで、ほぼ無痛で施術をお受けいただけます。
リップアートメイクの効果はどのくらいの期間持続しますか?
個人の体質やライフスタイルによって差はありますが、一般的に数年は持続します。定期的なメンテナンスで効果を維持することは可能です。
唇のアートメイクの施術は一回だけで仕上がりますか?
通常は、2〜3回必要となります。特に初めて施術を受ける方は、肌と色素が馴染みづらく、時間をあまりあけずに再度施術を行うことで、より完成度を高めることが可能になります。
リップアートメイクの施術後は唇が腫れますか?
元々、唇は血流が豊富で刺激を受けると腫れやすい部位です。したがって、施術当日から数日は腫れることが普通です。ただし数日すれば腫れは治ります。また、腫れを抑えるために施術直後にクーリングを行います。
リップアートメイク施術後のアフターケアは、どのようにするのでしょうか?
リップアートメイク施術後のケアのポイントは、保湿と清潔です。唇が乾燥してひび割れると、仕上がりに影響することもあります。
施術後は、ワセリンなどを使って保湿するようにしてください。そして、唇が化膿しないように優しく洗う、必要以上に触らないなど、清潔に保つようにしてください。
リップアートメイク施術後、口紅はいつから塗って大丈夫ですか?
リップアートメイクの色素を注入したところが落ち着くまで、少なくとも1週間は口紅を使わないようにしてください。
唇と関係のないところのお化粧は特に問題にはなりませんが、リップアートメイクを施したところに化粧品が触れないよう注意が必要です。
唇のデザインがうまくいかないことはありますか?
人間が行うことですので、100%完璧に失敗しないということはありえません。しかし、施術前にはデザインのすり合わせを入念にさせていただき、十分な技術を持った有資格者が施術を行い、そして施術後も密にフォローすることで、可能な限り失敗をゼロにすることは可能です。
リップアートメイクの治療概要
治療方法 | リップアートメイク |
---|---|
治療説明 | 口唇の表皮に色素を注入することで、口唇の色調を改善させる処置です。 |
治療費 | 96,800円〜107,800円 |
治療の副作用(リスク) | ・術後の修正が困難 |
適応症例 |
・口唇の色調不良 ・口唇の左右非対称 ・口角下垂 |
ダウンタイム | 術後数日程度の灼熱感や疼痛 |
不適応の症例 |
・現在口唇ヘルペスなど口の周りに炎症や傷がある ・今まで又は現在、狭心症、血液疾患、心筋梗塞、糖尿病、脳梗塞、治療が必要な高血圧、治療が必要な低血圧、アトピー、ケロイド体質、喘息、緑内障、心臓ペースメーカー、麻酔や金属や薬剤その他アレルギーをお持ちの方 ・飲んでいる薬にステロイド、インシュリン、血がさらさらになるお薬がある ・施術希望日程の直近1か月以内にMRIを予定している ・口周りの脱毛、美容医療、歯科医療その他医療行為、エステ、マッサージを受ける予定の方 ・妊娠中の方 |