ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、歯を削ることなく、薬剤を使って化学的に歯を白くする処置です。
患者様のライフスタイルに合わせて、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3つの方法をお選びいただけます。
当院では、歯科医師の管理のもと安全に理想的な歯の色に近づけることができます。
透明感のある白い歯は、さわやかな笑顔を構成する重要なパーツです。
歯の色に自信があると、健康的な笑顔を自然と作ることができます。
当院では、歯の色に自信がない方や、透明感のある色を維持したい方にホワイトニングを提供しています。
ホワイトニングはこんな方におすすめ
- 歯の黄ばみにお悩みの方
- 白い歯の色を維持したい方
- 笑顔に自信を持ちたい方
- 白い被せ物に合わせて色合いを明るくしたい方
- 就職・結婚式などイベント前に歯の色を改善したい方
- 歯のクリーニングをしても希望の白さにならない方
ホワイトニングの種類
ホワイトニングには、歯科医院で行うオフィスホワイトニング、ご自宅で行うホームホワイトニング、オフィスとホームを併せたデュアルホワイトニングの3種類があります。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で専用の薬剤を塗布し、光照射をすることで行う即効性のあるホワイトニングです。
オフィスホワイトニングのメリット
オフィスホワイトニングの特徴は、即効性があることです。1度の施術で効果を実感してお帰り頂くことができます。
即効性がある
歯科医院でのみ使用できる高濃度の薬剤を塗布し、光照射します。高濃度の過酸化水素や過酸化尿素を歯に塗布し、光で活性化させることで色素を分解していきます。多くの方が、約1時間の施術で効果を実感しています。
理想の白さを実現できる
オフィスホワイトニングでは、歯についた汚れを専用の機械で清掃して除去してから行います。そのため、よりホワイトニングの効果が高まります。
術前に理想とする白さを色見本で確認し、初回の施術から2週間程度あけて再度行うことで満足度が高まります。
プロに施術を任せることができる
オフィスホワイトニングは、来院型のホワイトニングのため、施術中はご自身で行う作業はありません。ご自宅で行うホームホワイトニングのように、ご自身で処置を行うことが苦手な方などに適しています。
安全・安心
歯科医院以外にも、セルフホワイトニングという形でホワイトニングを提供する場所が増えてきています。しかし、医療機関ではないエステやサロンでは、知覚過敏や歯肉の炎症などは対処することができません。
オフィスホワイトニングは、歯科医師や歯科衛生士が行うため、万が一のトラブルにも即時対応が可能です。
一般歯科治療も行える
歯科医院で行うオフィスホワイトニングでは、施術前に虫歯や歯周病といった一般歯科治療を優先することが多いです。これは、お口の健康の向上の他に、お口全体の歯の色合いを調和し、ホワイトニングを効果的に行うためです。
ムラのない仕上がりが期待できる
歯科医師や歯科衛生士が行うため、ご自分では鏡越しでしか見えない部分でも、ムラなく処置を行うことが期待できます。目視しやすい前歯の他に、笑った時に覗く臼歯部までしっかりと処置を行うことができます。
オフィスホワイトニングのデメリット
オフィスホワイトニングは、即効性のある高濃度の薬剤を使えるという点でメリットが高い処置ですが、デメリットについても理解することが大切です。
しみる・痛みを感じることがある
高濃度の薬剤を使うため、患者様によっては、しみる・痛みがあるといった不快な症状が出ることがあります。施術中のみの場合もありますし、施術後1、2日程度症状が持続することもありますが、一般的に2日程度で症状が消退します。
効果の個人差
もちろん、どのような治療においても言えることですが、治療の効果には個人差があります。1度の施術で理想的な色合いになる方もいらっしゃれば、3、4回の継続した処置が必要な方もいらっしゃいます。
後戻りする
高濃度の薬剤を使えるため、即効性のある効果を実感できますが、日々の飲食によって歯の表面に着色が起こります。特に、施術当日は着色が起こりやすいため、ワインやコーヒーといった色素の強い飲食物を摂取しないことが大切です。
来院する必要がある
オフィスホワイトニングでは、歯科医院でしか使えない高濃度の薬剤を使うため、来院しなくてはなりません。お仕事や通学でお忙しい方には、複数回の来院が難しく効果の維持が難しい場合があります。
全額自己負担
ホワイトニング全般に言えることですが、歯の色合いの改善は病気の治療ではないため、健康保険が使用できません。そのため、自費診療となるため全額自己負担が必要です。
ムラのない仕上がりが期待できる
歯科医師や歯科衛生士が行うため、ご自分では鏡越しでしか見えない部分でも、ムラなく処置を行うことが期待できます。目視しやすい前歯の他に、笑った時に覗く臼歯部までしっかりと処置を行うことができます。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、ご自身の歯型に合わせたマウスピースを使用したご自宅で行うセルフケアのホワイトニングです。
ホームホワイトニングのメリット
ご家庭で行うことができるため、手軽にマイペースで理想の歯の色合いを目指すことができます。
通院不要
もちろん、マウスピースを製作するための型取りなどが必要なため、1度の来院は必要ですが、マウスピースとホワイトニング用のジェルをご購入いただいた後は、ご自宅でご自身のタイミングに合わせた処置となります。
「ながら」ホワイトニングが可能
ご自宅にて、マウスピース内に専用のホワイトニングジェルを注入して装着します。装着は使用する薬剤などにもよりますが、一般的には2時間程度を、テレビを見ながら、読書をしながらなど、ご自分のペースで行うことができます。
効果がゆっくり
即効性がなく、ゆっくりとした歯の色合いの改善になるため、他人からホワイトニングしたということを気づかれにくいメリットがあります。徐々に色合いが改善していくため、より自然な口元を目指せます。
効果が維持しやすい
ゆっくりと効果が出るホームホワイトニングは、継続した利用で白く改善した色合いを長期間維持することが可能です。
全体を白くしやすい
光照射を必要とするオフィスホワイトニングと比べて、ホームホワイトニングでは、マウスピースを使用するため、光の当たり具合によるムラが起こりにくいと言えます。そのため、歯並びが悪い箇所があっても、十分に均一に薬剤が到達することが期待できます。
ホームホワイトニングのデメリット
ご自身のペースで歯の色合いを改善できるホームホワイトニングにも、デメリットがあります。十分にデメリットについても理解した上で治療を選択しましょう。
理想の色合いになるまで時間がかかる
オフィスホワイトニングと比べると、即効性はありません。ご自宅で使用できるように安全性を配慮し、薬剤の濃度が低濃度に設定されているためです。そのため、色素の強い歯には、効果が表れにくいデメリットがあります。
飲食物の着色に注意
ホワイトニング期間中は、歯に着色が起こりやすい状態です。そのため、日々の飲食には注意が必要です。特に、カレーやワイン、コーヒーといった着色が起こりやすい飲食物は、ホワイトニングの効果を実感しにくくします。
管理が自己責任
マウスピースの装着は1日2時間程度を推奨しています。もちろん、安全に行えるように低濃度の薬剤が使われていますが、効果を早く実感したい、眠気で外すのを忘れてしまったといった規定時間以上の装着は、歯を痛めることにつながるため注意が必要です。
知覚過敏のリスク
基本的に低濃度の安全な薬剤を使用しているため、知覚過敏は起こりにくいと言われています。しかし、ブラッシングが強すぎたり、マウスピースの装着時間を守らなかったりすると、知覚過敏のきっかけになりかねません。
症状が起こった場合には、数日間の使用を控え、症状が治まらない際には、早々に歯科医院を受診しましょう。
全額自己負担
ホワイトニング全般に言えることですが、歯の色合いの改善は病気の治療ではないため、健康保険が使用できません。そのため、自費診療となるため全額自己負担が必要です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニング数回と、ホームホワイトニングを2週間程度、並行して行う治療方法です。
色調の改善がわかりやすく、効果の持続にもメリットがあります。2つのホワイトニングの利点を併せた効果的な治療法です。
デュアルホワイトニングのメリット
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングの即効性と、ホームホワイトニングの持続性を兼ね備えた治療方法です。
より短期間で効果的に
即効性と持続性の2つのホワイトニングのメリットを併せもつデュアルホワイトニングは、より短時間で効果が期待できます。
即効性のあるオフィスホワイトニングの後に、ホームホワイトニングを継続することは、色調の維持やより改善した色合いへと進めることができるためです。
改善した色合いを維持できる
即効性のあるオフィスホワイトニングには、後戻りしやすいというデメリットがありますが、徐々に色調の改善を行うホームホワイトニングをかけあわせることで、改善した色合いを維持することが期待できます。
色調の改善にムラがない
オフィスホワイトニングのみでは、歯並びの影響で光照射が効果的に行えない箇所があっても、ホームホワイトニングを並行することで全体をムラなく改善することができます。
より理想の白い歯へ
効果的なオフィスホワイトニングであっても、施術を繰り返すと効果を実感できなくなることがあります。 デュアルホワイトニングでは、段階的な色調の改善で優れるホームホワイトニングを併用するため、より色調の明度を改善することが可能とされています。
歯科医師や歯科衛生士による診察
オフィスホワイトニングを行うために、来院が必要です。その際に、新しく虫歯ができていないか、歯肉には問題がないかなど、お口全体の健康状態の確認も行うことができます。ホームホワイトニングを安全に継続するためにも、診察を受けることは大切です。
デュアルホワイトニングのデメリット
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングのいいとこどりのデュアルホワイトニングですが、デメリットも理解して施術を受けるようにしましょう。
来院する必要がある
1サイクルのデュアルホワイトニングに対して、オフィスホワイトニングは、数回を設定しているため、来院が必要です。ホームホワイトニング単独と比較して、来院が増えるというデメリットがあります。
知覚過敏のリスク
2つのホワイトニングを併用するため、歯への負担は大きくなります。もちろん、オフィスホワイトニング時に、歯科医師や歯科衛生士に相談することが可能です。
薬剤も知覚過敏が起こりにくい物を使用するなどの対応が可能です。
着色が起こりやすい
オフィスホワイトニング直後は特に着色が起こりやすく、デュアルホワイトニングでは、ホームホワイトニングも継続するため、歯の表面に着色が起こりやすい状態が長くなります。着色リスクの強い飲食物を避けることが大切です。
費用がかかる
デュアルホワイトニングの場合には、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方の費用が必要です。それぞれのホワイトニング単独より、費用負担が大きくなります。
ホワイトニングの症例
治療名:オフィスホワイトニング / 症例:歯の着色 / 施術回数:1回
治療名:オフィスホワイトニング / 症例:歯の着色 / 施術回数:1回
治療名:オフィスホワイトニング / 症例:歯の着色 / 施術回数:1回
治療名:オフィスホワイトニング / 症例:歯の着色 / 施術回数:1回
治療名:オフィスホワイトニング / 症例:歯の着色 / 施術回数:1回
治療名:オフィスホワイトニング / 症例:歯の着色 / 施術回数:1回
治療名:オフィスホワイトニング / 症例:歯の着色 / 施術回数:1回
治療名:オフィスホワイトニング / 症例:歯の着色 / 施術回数:1回
ホワイトニングの流れ
ホワイトニングの施術では、ご自身の歯の色の状態を確認し、どの程度の改善を希望するかを確認することから始まります。
01
診察・相談
ご自身の歯の色に関するお悩みを伺います。
どれくらいの色調に改善したいのかなど、ご希望についても伺います。質問などございましたらお気軽にご相談ください。
02
検査
口腔内に虫歯や歯周病など治療を必要とする箇所がないかを確認します。歯の色合いを、シェードと言われる見本を参照しながら記録します。
03
治療方法の提示
患者様のご希望や、来院のご都合、治療期間などを考慮し、最適な治療方法を3つのホワイトニング方法からご提案いたします。
04
施術開始
オフィスホワイトニングの場合には、歯面清掃→薬剤塗布→光照射です。
ホームホワイトニングでは、まずはマウスピース用の歯型取りを行い、マウスピースとホワイトニング用ジェルを処方します。
デュアルホワイトニングでは、前述の両方が必要となります。
05
治療の継続
治療後、施術前の色合いと比較し、どれくらいの色の改善ができたかをシェードガイドを用いて確認します。
理想とする色合いに近づくまで治療を定期的に繰り返します。
ホワイトニングの料金・費用
メニュー名 | 本数・回数・内容 | 価格 |
---|---|---|
オフィスホワイトニング | 上下20本1回(3照射) | 66,000円 |
ホームホワイトニング | マウスピース作製・ジェル1本 | 30,800円 |
追加ジェル1本 | 2,970円 | |
デュアルホワイトニング | オフィスホワイトニング上下20本1回(3照射) ホームホワイトニング用トレー+ジェル1本 |
77,000円 |
ホワイトニングのよくある質問
医療のホワイトニングとセルフホワイトニングは何が違いますか?
医療のホワイトニングは、専用の薬剤を使って歯を漂白して白くします。セルフホワイトニングは、歯磨き粉などを使って歯の着色汚れを取り除きますが、歯そのものを白くするわけではありません。
歯を白くすることができるかどうかが、大きな違いです。
ホワイトニングの痛みは強いですか?
それぞれの歯の状態や痛みの感じ方にもよるため、一概には回答できませんが、ホワイトニングによる刺激は、施術後1、2日で消退すると言われています。
歯のエナメル質の厚みによっても、刺激の感受性が異なると言われています。
強い痛みがある場合には、歯に亀裂が入っている可能性や虫歯の場合があるので早めに歯科を受診しましょう。
ホワイトニングの薬剤の安全性は大丈夫ですか?
通常ホワイトニングでは、安全性が高い薬剤を使用しているため、多少飲み込んだ場合でも身体に影響はありません。
過酸化水素は、根管治療の消毒での使用や生体内でも発生する物質ですし、過酸化尿素は歯周病治療などで用いられている薬剤です。
歯石がついていてもホワイトニングはできますか?
ホワイトニングでは、専用の薬剤が配合されたジェルを歯に塗って作用させます。
歯石がついたままでは、ホワイトニングジェルが歯に均等に作用しないので、ホワイトニング後の歯に色むらが起きる原因になってしまいます。このため歯石がついているのなら、ホワイトニングの前に歯石を取り除いておく必要があります。
ホームホワイトニングのトレーが変形してしまっても再利用できますか?
トレーの変形防止のために、熱湯での洗浄は行わないようにお願いいたします。また、変形したトレーの使用は、口腔内への薬剤の流出の原因にもなるため、再利用は控えていただきます。
ホワイトニングをムラなく行うためにも、トレーを作り変える必要があります。
神経が死んでしまった歯があります。この歯は白くならないと言われました。どうしたらよいでしょうか?
歯のホワイトニングで効果があるのは天然歯の場合です。そのため、治療後のレジンや義歯の人工歯は白くなりません。
同様に神経が死んでいる失活歯の場合には、ウォーキングブリーチと呼ばれる失活歯に特化した治療方法が適しています。
以前治療したレジンの詰め物の黄ばみをホワイトニングで修正できますか?
経年劣化により色合いが黄ばんでしまうのがレジン修復のデメリットの1つです。残念ながらホワイトニングでは、レジンの色は改善しません。ホワイトニングを行い、天然歯の色が明るくなることで、より黄ばんだ色合いが強く感じるようになるかもしれません。
そういった場合には、ホワイトニングの実施とともに再度レジン修復を行い、色合いをより自然に合わせることがおすすめです。
ホワイトニングの治療概要
治療方法 | ホワイトニング |
---|---|
治療説明 | 専用の薬剤を使って歯を漂白することで色調を改善させる処置です。歯科医院で行うオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニングに大別されます。 |
治療費 | 30,800円〜77,000円 |
治療の副作用(リスク) |
・後戻りの可能性 ・ホームホワイトニングは効果の発現に時間がかかる ・知覚過敏症に似た症状の発現リスク ・修復物や補綴物の色調改善効果はない |
適応症例 |
・加齢に伴う変色 ・飲食物による変色 ・嗜好品による変色 ・テトラサイクリン歯や歯牙フッ素症などの変色歯 |
ダウンタイム | なし |
不適応の症例 |
・光線過敏症の方 ・薬・ゴム・クリームなどにアレルギーをお持ちの方 ・無カタラーゼ症の方 ・紫外線アレルギーの方 ・妊娠中、授乳中の方 ・エナメル質や象牙質形成不全症 ・強い歯ぎしりで歯が欠けている症例 ・大きな虫歯、歯周病、知覚過敏が強い方 |